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温泉ラプソディー

2008.03.24 RYTHEM@渋谷O-EAST

◎時間
90分

◎客入り
満員?
ゆとりのあるスペースで8割くらい。
ただしチケットはソールドアウト。

◎客層
男女比は女性が3~4割くらい。年齢層は比較的若く見た感じ高校生?くらいに見える子も少なくない。カップルで来場しているお客さんも目立ちました。

ヲタというかさえない感じがする人もいたけど、ここ最近の強烈さから比べると一般人の範囲内。

スタンディングでしたが前の方にすし詰めになることもなく、ドリンク片手に開演を気ままに待つといった雰囲気でした。

開演後も非常にスマートでマナーがあるお客さんでしたし、殺伐としたところは全然ありませんでした。たまにはこういうのも良い。

◎盛り上がり
RYTHMで盛り上がれるわけがないのでそれなり。
基本は黙って大人しく鑑賞し、曲終わりでは拍手。ところどころでは手拍子。

◎感想
プロフィールを確認したらRYTHEMの2人も85年組でした。意識してやっているわけではないのに今年はこの年代の当たり年。

なので2人ともまだ若いのだけど活動期間的にはデビューシングルが2003年なのでわりと長く、そういう事もあってライブの流れやMCなどはそつなくこなしていきます。

歌そのものの良し悪しと言うものもありますが、ライブのこなし方と言ところにも上手い下手、経験の有り無しというのがはっきりと出ます。

ステージ上でおたおたしている様を初々しくて良いなーなどと感じる場合もあれば、やはり安心して見ていられる方が聞く側も歌に集中していられる部分があったりします。

あまりにこなれてしまうと淡々としすぎて面白みがなくなったりします。RYTHEMさんはちょっとそういうのがありましたね。

MCは時間的にも内容的にも特に目立ったものはなく、ごく普通にごく普通のお知らせをしたり観想を述べたり。「ごく普通」にそう言う作業をこなせるのも経験値です。

ベテランさんらしく「確定申告が~」などと生々しい発言が飛び出すのも新鮮というかなんというか。ある意味一気に現実世界に引き戻されました(笑)


ピアノを担当するのはYUIさん。デビューはこっちが早いのであっちが侵害です。YUIさんは透明感があるボーカルでなにより声の響きが良い。

ギターを担当するYUKAさんは力強さのあるボーカルで、上手さを感じる展開をしてくれます。

2人とも上手いことは間違いありません。上手さで言えばYUKAさんだと思いますが、よりキャッチーな歌声をしているのはYUIさん。

2人の個性の違いがユニットとして作品として良い具合に構成されているのがRYTHEMだと言えます。

ただ単に上手いのを2人連れてきただけでは上手く行かず、声質やタイプの相性というのが重要です。その点では良い組み合わせのようですね。

個別でもプロレベルの2人が中学からの同級生だったのが奇跡的ですが、だからこそ運命なのだと言う成るべくして成った組み合わせなのでしょう。

個性は違うはずなのに中音域ではYUIさんがYUKAさんそっくりな歌声を発するので、目をつぶって聞いているとどっちなのかわからなくなります。


2人とも演奏しながら歌うので基本的には動きません。
今回は2人に加えドラムとパーカッションを担当する女性が帯同していました。なのでステージ上には3人とその機材のみなので実にシンプルでした。


感想のまとめとしては良いライブでした。
RYTHEMみたいなテイストばかりでは飽きそうですが、たまにこんなライブがあると心身ともにリフレッシュするような感じがあります。

「箸休め」と例えると失礼だとは思いますが、メインディッシュとはなれないのも事実かなと思います。これは正直な気持ちです。

実力は勿論ある。歌唱力に関してもそうだし、MCやライブのこなしもこちらが違和感を感じるところがない。そしてホウキ雲や三日月ラプソディーといった良曲もある。

だけども旅先で立ち寄った通過点でしかないという感じがありますね。ここで立ち止まって腰を落ち着け生活拠点にするという感じはない。

強くオススメするものではありませんが、何か良いものがないですか?と、お求めの方がいたら薦めても問題ない一品だと思われます。

となると日常の疲れを癒すために訪れる温泉地みたいなものですかな。


※余談
余談ですが三日月ラプソディーは歌い手の技量に上限がない曲だなと思えました。上手ければ上手いほど作品のスケールも大きくなっていく。

なのでRYTHEMさんではなく特級のアーティストのデュオでこの曲を聞いてみたくなる。

例えば私が考えうる最強の組み合わせであるMISIA×広瀬だとか、はたまた絢香でも面白そうなものが見れそうな気がします。

ただ絢香の場合相方を誰にするか思いつかない。誰か透明感があってキレのあるボーカルはいなかっただろうか・・・

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